算数ができると有利だが

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中学受験は算数ができると有利とされます。

これは、算数の配点がどうしても他の教科に比べて大きくなるから。

試験時間で割り振っていくと、問題数が多くて小問20問程度、少ないと10問程度になってしまい、そうなると1問が10点ぐらいになる。

一方社会や理科は1問2点~3点ということが多く、算数を1問落とすとなかなか他の教科で取り返せない、ということが起こるからです。

しかし、じゃあ、算数ができればいいのか、というとそういうことではない。

当然各教科の合計点で決まるから、何か穴があるとそれはそれで問題になる。

だいたい各教科に穴がなく、算数が得意、ということになればそれは強いのだが、なかなかそうならないのが、つらいところ。

ただ、先行して算数をできるようにする、というのは正しい考え方だと思います。

そして算数ができるようになるには、やはりじっくり考えることが必要になる。

公式を覚えればできる、というような問題はなかなか見られない。だからといってすべてのパターンを網羅する、というのも不可能。

だから子どもがその問題に初めて向かって、内容をしっかり分析して解法を見つけていける力がなければいけないのです。だから時間がかかる。

その時間をかけずに何とか、というわけにはいかないので、やはり腰を据えてじっくり考える時間をまず作るということからスタートしてください。


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