第15回 組分けテストを冷静に受け止める(算数編2)

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□さて今回は応用問題がテーマです。

□基本問題がある程度できていて、応用問題ができないという場合は2つ理由が考えられます。ひとつは時間が足りない。これはやはり基本問題の修練が必要になる部分で、これが早くなるか、ということが次のステップに進むポイントでしょう。

□しかし、早くしようとしてもなかなか最初から早くはならない。むしろ早くしようとしてミスが増える場合が多いので、それよりはていねいさを重視した方が良いでしょう。こればかりは、少しずつ成果をあげていくしかありませんが、それでも力がついてくれば必ず早くはなります。

□もうひとつの理由は、応用問題自体の勉強の仕方が間違っている場合。応用問題というのは論理の過程がいくつかのステップに分かれます。基本問題はそのステップがひとつであることが多いが、応用問題の場合は2つ、3つと重なっていきます。したがってそのステップをひとつずつ進んでいけるよう練習をする必要があります。ただ、これは基本問題を勉強してもできるようにはなりません。それなりの応用問題を練習する必要がある。ところが基本問題ばかりをやってしまい、応用問題に手が出ていないケースがありえます。

□テキストの復習に時間がとられて、その応用問題まで手が届かない、という場合があるかもしれません。しかしやらないと応用力はつかない。だから少しでもいいから、難しい問題を考える機会を作ってください。また復習をすることも大事ですが、クラス分けの結果如何では、塾で難しい問題をやらないという場合があるかもしれません。

□そうなると、なかなか上に上がっていくチャンスがなくなります。だから塾でやらなくても、問題はもらえているでしょうから、クラスの問題ばかりでなく、応用問題も家でやるようにしましょう。

□時間が不足する場合は、基本の問題の時間を削っても応用をやった方がよいです。基本問題ばかりをやってはいけません。問題演習の数が問題ではなく、むしろバラエティが必要です。時間的にやる問題数に限りがあるのは当たり前です。ですから、どのような問題をやるかを組分け試験のデータをみながら、しっかり決めていくことが大事です。

□これは最初からうまくいかないかもしれません。が、結果を見てまたやる問題を変更する、という繰り返しの中から成績が伸びるパターンを見出してください。

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