第34回 計算、漢字、読書

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    今日は低学年の話です。
    私は早くからの塾通いにいつも疑問符をつけていますが、実際に自分の子は小学校1年から自分の塾に入れました。(なんと!)
    しかし、週1回。これには作戦があって、学校の勉強というペースだけではなく、違うペースの勉強になれさせるということと、それで培った勉強で学校の勉強への自信をしっかりつけることが目的でした。だから、習い事もいろいろあり、その中の1日でしたから、本人がとても苦労したということはないでしょう。
    ただ、その結果として家での勉強で基礎的な力を組み込むという流れを作ることになりました。
    つまり、計算、漢字、読書のこの3つをしっかりやるという流れです。これは小学校1年生からスタートしたので、まあ、本当に字を習うところから始まって、家で必ず勉強する、計算と漢字と本を読むことは毎日必ずやる、という流れはできてきて、学習の基礎は固まったと思っています。
    中心になったのは家内ですが、彼女は専業主婦でしたから、これが十分にやれたと思うのですが、忙しいお母さんたちにとって、この小学1年生からの基礎固めの時間をつくることは難しいでしょう。
    現在相鉄沿線3教室荻窪で行っていますが、子どもたちの学習の基礎を固めるという点では、予想以上の成果をあげていると感じています。最近は毎週どこかの教室に行くようにしているのですが、とにかく小学校1年生からある一定の時間、すわって勉強する習慣がしっかりついてきました。だから、計算をするにしても、本を読むにしても、漢字を書くにしても、ちゃんとやれるようになってきている。
    子どもたちは、行けばいろいろ話しをしてくれますが、その中でも自分ができるようになったことを話してくれるときが、一番楽しそうです。
    3ケタ×1ケタの掛け算ができるようになった、とか。教室の本はもう全部読んだ、とか。
    他愛のない話だと思わないでください。そういうひとつひとつのステップが、子どもたちの自信になり、学習に積極的になってくれれば、「勉強はおもしろい」ということにつながってくる、と私は思っています。
    中学受験に直接つながる難しい勉強をしているわけではありません。しかし、学力の基礎となる、読んで、考えて、計算して、書くということを、しっかり身につけてもらいたい、むしろそういう地道なことを、確実に積み重ねていきたいと思っています。

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