志望校の決め方(2)

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受験校か、付属校か、で言えば多くの方が受験校を選ばれるでしょう。

子どもが将来進むべき道を決めて、大学を選び、そして受験できるようになればいい、と考えるのは一般的でしょう。

しかし、別に付属校に行ったら大学受験ができないわけではありません。付属校は大学に推薦することを前提としているだけであって、別に自分の大学に行きたくない生徒まで「頑として他校を受けさせない」ということはありません。ただ、そうなった場合は自大学への推薦はしない、というだけのことです。

この点は、中高一貫の受験校に進んだ子が高校受験をするよりは、よほど敷居が低い。一貫校に入ったら自分のとこから大学を受けるものだ、と考えるから、「他の高校にいくなどとんでもない」という対応をされる学校もあるでしょう。しかし、付属校はそういうのがありません。

で、今は受験校が大部、管理型に変わってきてしまっている。管理型というのは成績管理をして、大学受験に向けてまあ塾のような対応をする、というスタイルです。もちろん学校ですから、さすがに塾のように座席を成績で決めるようなことはしませんが、それでもしっかり勉強させるし、宿題も多い。

その分、何となく息が詰ってくる、というところがあります。しかし、付属校はそういうところはあまりない。もとより自大学に推薦するのだから、大学受験の実績を上げるわけではないので、もう少しゆるやかに自由にいろいろなことをさせる傾向が強くなります。

しかし、メリハリがないわけではない。前にもお話した通り留年があるので、まあ、そこそこは勉強します。ただ、そこは全員が受験する受験校とはやはり厳しさが違うでしょう。でも、そのくらいゆったりしていてもいいのではないか、と最近思わなくもない。

塾に3年行って、また6年間塾のような成績管理をされるのは、子どもたちにとってはあまり楽しくはないでしょうから、多少なりとも自由な学校を選んだ方が良いのではないかと思われるのです。

最近、あまり付属校の人気は高くはないですが、しかし、付属校は悪くないと思っています。ただ、付属校はそのまま自大学に進む、のでそういう前提で考えておかないといけないのは事実です。

例えば家業を継ぐとか、芸術の道に進むとか、すでにある方向が決まっている場合は、付属校は悪くはないでしょう。

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