やることはしぼるべきだ

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追い込みの時期に入ったので、塾の回数も増えたり、個別指導、家庭教師などを増やしているご家庭も多いかと思うのですが・・・。

しかし、習う機会ばかりで自分で練習していないと、結局はあまりできるようにならないのです。親としては何とかと思うばかりに、そういう機会を増やしてしまいがちですが、逆にやらせすぎは自信を失う理由になりかねません。

「いくら習ったって、僕はできないんだ。」

「過去問なんかわからない。」

気持ちがそういう方向に向くと、本来持っている力すら発揮できないから、さらにできない、ということになりかねない。よくよく話を聞いてみると、もう疲れ果てている、という感じのする子がいるものです。

そういう子への対処法はとにかく、やることをしぼり、できることを確認すること。

できることをなるべくやってもらう。

5年生の問題であってもかまわない。できる、という自信を回復してもらわないと意欲がわかない。意欲が出ない以上、さらにがんばろうという気にはならないのです。

過去問ができない、と言われた子に違う問題をやってもらったことがありました。

それはもちろんやさしい学校の問題でしたが、それでも結構ミスが多い。つまり、本人が悩んでいる分、やさしいことすらわからなくなっているものです。

で、ひとつひとつ直しをしながら、これもできる、あれもできる、と「できる」ことを確認していきました。間違えた問題も直したら大きく○を付けて、「できたね?」と確認する。

終わった時は、大分明るい顔をしていました。小学生ですから、気持ちがぶれると、その分だけ結果が大きく変わります。本当は持っている力はどこにもいかないのだけれど、それを出す気持ちが弱くなれば、当然結果も悪くなる。

だからこれからはいかに自信を持たせるか、ということが大事なのです。その意味でやらせすぎには充分注意してください。


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