気体の発生に関する問題

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2016年灘中学の問題です。


3.2%の過酸化水素水10gに、二酸化マンガンを加えて酸素を発生させ、発生した酸素の体積を時間とともに測定しました。表1はその結果です。この表は、それぞれの時間における過酸化水素水中に含まれる過酸化水素の量(g)も表しています。なお、酸素の体積はすべて同じ条件で測定しました。この実験に関して、以下の問いに答えなさい。
表1

問1 次のア~オの文から、正しいものをすべて選び、記号で答えなさい。

ア 空気の約80%が酸素である。
イ 酸素はものを燃やすはたらきがあり、燃えると酸素はすべて二酸化炭素になる。
ウ 鉄がさびるのは空気中の酸素が関係している。
エ 雨水が弱い酸性を示すのは、空気中に酸素が含まれるからである。
オ 酸素は水には全く溶けない。
問2 表1の①にあてはまる数値を答えなさい。
問3 次の表2は、表1の結果を、3分間ごとに発生した酸素の体積と、その間の過酸化水素水中の過酸化水素の平均量(g)について整理し
 たものです。表2の②、③にあてはまる数値を答えなさい。

表2

問4 表2について、3分間ごとに発生する酸素の体積(cm3)と、その間の過酸化水素水中の過酸化水素の平均量(g)との間にはどのような関係がありますか。

問5 実験開始から15分経過するまでの間に、発生した酸素は何cm3になりますか。

問6 実験開始から、過酸化水素水中に残っている過酸化水素がなくなるまでの間に、発生する酸素は何cm3になりますか。

問7 4.8%の過酸化水素水10gを用いて同様の実験を開始した場合、過酸化水素水中に残っている過酸化水素が0.24gになるのは実験開始から何分後ですか。


【解説と解答】
酸素の発生は、二酸化マンガンが触媒になるので、経過時間と過酸化水素水の量に関係します。
問1 
ア 窒素が80% イ 助燃性はありますが、十分に炭素と結びつくとき二酸化炭素ができます。ウは○
エ 窒素酸化物があるから。 オ 水に溶けるから、魚などが呼吸できているわけです。
(答え)ウ

問2
酸素が増えている量が56、28、14と半分になっていますから、過酸化水素も半分になっていきます。
(答え)① 0.08

問3
②は問②から14。③は(0.16+0.08)÷2=0.12
(答え)② 14 ③ 0.12

問4
2分の1になると2文の1になっていますから、比例です。
(答え)比例

問5
12分後に105、15分後には7÷2=3.5増えて108.5cm3になりまうs。
(答え)108.5

問6 
56×2=112cm3です。
(答え)
112

問7
0.48gの過酸化水素が半分になるのが3分後です。
(答え)
3

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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