組み分け最適化

今の勉強は、多くの子どもたちの場合、「組み分け最適化」になっているでしょう。

組み分け試験で良い成績をとるために、勉強する。まあ、ほぼそうだと思うのですが、しかし、これは落とし穴がある。

つまり塾のカリキュラムはすべての学校に合わせているのであって、ウチの子の第一志望に合っているわけではない、のです。

だから、組み分け最適化していくと、遠回りになる可能性がある。

ただでさえ、カリキュラムが広がって、さらに難しくなっているのに、そこを遠回りして勝てるか?と言われると、それは難しい部分があるわけです。

なので、効率化すべきなのです。

本当はもう、「志望校最適化」しないといけない。ここがどんどん今は遅くなっているのです。なぜ?

それは塾が全員に同じことをさせるのが効率が良いからです。間違わないでください、塾にとって効率が良いだけ。子どもたちにとっては遠回りなのです。

だからそろそろ修正をしていかないといけません。

我が家がとるべき戦略を夏前にしっかり組み立てましょう。

覚えればできる、のだが・・・

学習の場で「覚えていなければ点数は伸びない」と感じることは多いものです。しかし、子どもから返ってくる「そんなの覚えればできるよ」という言葉に、つい反論したくなる保護者も少なくないでしょう。けれども、この言葉の裏には、ただ単に「時間が足りなかった」という事実が隠れていることが多いのです。

つまり、子どもは「覚えればできる」という自信を持ちながらも、そのための時間や余裕が不足していたために、結果として点数に結びつかなかった。この認識は、学習の進め方を考えるうえで重要なヒントとなります。短期的な焦りから「もっと早くやりなさい」と急かすのではなく、長期的な視点で「いつまでに何を覚えればよいか」を見据えることが肝心です。

学習のゴールは、入試当日までに必要な知識を確実に身につけることにあります。だからこそ、今日すぐに完璧に覚えることができなくとも、焦らず計画的に取り組むことが大切です。子ども自身が自分のペースでやるべきことを理解し、主体的に学習に向かう環境を整えることが、保護者の役割と言えるでしょう。

勉強は単なる暗記競争ではなく、時間の使い方や気持ちの持ち方を含めた総合的な取り組みです。子どもの言葉を耳にしたとき、その背景にある事情や心情を汲み取り、共に前を向いて歩む姿勢が、最終的な成果と親子の信頼関係を築く鍵となります。

いっしょにいる時間が少ないからこそ

共働きのご家庭が増え、平日に子どもといっしょにいる時間はどうしても少なくなりがちです。

朝は送り出すだけで精一杯。夕方以降は食事や家事に追われ、気がつくともう寝る時間。子どもの勉強を見てやりたいと思っていても、実際にはなかなか時間が取れない、というご家庭は多いでしょう。

だからといって、「親が見られないから塾を増やす」「個別指導を足す」という方向にすぐ進む必要はありません。もちろん必要な場合もありますが、子どもが自分でできることまで、全部外に預けてしまうと、かえって自分で考える機会を失ってしまうことがあります。

大事なのは、長い時間いっしょに勉強することではありません。

むしろ短い時間でも、「今日は何をやったの?」「どこが難しかった?」「明日は何から始める?」と確認するだけで、子どもは自分の勉強を振り返るようになります。親が横について全部教えるのではなく、子ども自身が説明する時間を作ることが、案外大きな意味を持つのです。

親が忙しいと、つい「ちゃんとやったの?」「まだ終わってないの?」という確認だけになりがちです。しかし、それでは子どもにとってはチェックされているだけになってしまいます。少しだけ聞き方を変えて、「今日はどこまで進んだ?」「一番時間がかかったのはどれ?」と聞いてみる。そうすると、子どもも自分の勉強を整理しやすくなります。

いっしょにいる時間が少ないからこそ、その時間を叱る時間にしてしまうのはもったいない。

できていないことを責めるよりも、まずは今の状況を一緒に確認する。できたことを認める。次にやることをひとつだけ決める。それだけでも、子どもにとっては「見てもらっている」という安心感になります。

また、親がすべてを管理しようとしないことも大切です。いつ何をやるか、どの順番で進めるか、最初はうまくいかなくても、少しずつ子ども自身に任せていく。失敗したら、そこでまた一緒に考えればよいのです。

中学受験の勉強は、親が全部背負うものではありません。むしろ、子どもが自分で勉強を進められるようにしていくことが、本来の目的でもあります。

いっしょにいる時間が少ないから、何もできないのではありません。

少ない時間だからこそ、子どもが自分で考え、自分で進める力を育てるきっかけにすることができます。親がそばにいる時間の長さよりも、その時間に何を話すか、どう関わるかの方が大事なのです。

今のやり方が合わないと感じる場合は、家庭で進めやすい形に切り替えることも大事です。こちらもあわせてご覧ください。