パパママ情報もほどほどに

秋になると、保護者のみなさんの間でも、いろいろな受験情報が飛び交うようになります。

「あそこの塾では、もう過去問を何年分もやっているらしい」とか、「今年はこの学校の人気が上がるらしい」とか、「このぐらいの偏差値がないと厳しいらしい」とか。

もちろん、そういう話の中には参考になるものもあります。実際に説明会に行った方から聞く話や、上のお子さんが受験を経験したご家庭の話など、役に立つ情報もあるでしょう。

ただ、あまり振り回されないようにした方が良いと思うのです。

受験情報というのは、伝わっていくうちに少しずつ話が変わっていくことがあります。「先生がこう言った」という話も、実際にはどういう前提で話したのかがわからない。あるお子さんには当てはまる話でも、別のお子さんにはまったく当てはまらないこともあります。

特にこれからの時期は、みなさん多少なりとも不安を抱えています。だから「もう10年分終わったらしい」などと聞くと、「ウチはまだ3年分しかやっていない」と急に心配になったりする。

しかし、過去問は何年分終わったかを競争しているわけではありません。その子に必要な練習ができているかどうかが大事です。

学校の入試情報についても同じです。出願や試験に関する大事なことは、学校の募集要項や公式な発表を確認すればいい。勉強については、わが子の答案や過去問の出来を見ながら考えていけばいいのです。

パパ友、ママ友からの情報は、ほどほどに。

情報をたくさん集めたから合格する、というわけではありません。むしろこれからは、たくさんある情報の中から「これはウチには必要」「これは気にしなくていい」と選り分けることの方が大切です。

入試が近づくにつれて、いろいろな話が耳に入ってくるでしょうが、最後に見るべきものは、やはりわが子です。

家でできることを増やす

秋になると、塾の授業が増えていくことが多くなります。通常の授業に加えて、学校別対策や過去問演習、模擬試験などが入り、気がつけば週のほとんどを塾で過ごしている、ということも珍しくありません。

もちろん、必要な授業は受ければ良いのですが、ここで一度考えておきたいのは、「本当に塾に行かないとできないことなのか」ということです。

例えば、過去問を解くこと、間違えた問題をやり直すこと、知識を覚えること、計算練習をすること。こうした勉強は、必ずしも塾でなければできないわけではありません。むしろ家庭で落ち着いて取り組んだ方が、自分のペースで進められる場合もあります。

通塾には授業時間だけではなく、往復の移動時間もかかります。準備をして出かけ、帰宅してから食事をして、また宿題をする。そう考えると、1回の授業に使っている時間は意外に長いものです。

秋以降は、やらなければならないことがどんどん増えていきます。だからこそ、時間を増やすのではなく、時間の使い方を考えなければいけません。

先生に質問したい、解説を聞きたい、学校別のポイントを教えてほしい。そういうことは授業を利用する。一方で、自分でできる演習や復習はできるだけ家庭で進める。

受験が近づくほど、塾にいる時間を増やせば安心する、ということもあります。しかし、大切なのはどこで勉強したかではなく、何ができるようになったかです。

家でできることを少しずつ増やしていく。そうすることで、自分の勉強を自分で組み立てる力もついてきます。秋以降は、そんな視点で学習時間を見直してみても良いでしょう。

5年生は国語もがんばろう

これから5年生は算数と理科が難しくなります。

特に理科は、算数で比と割合が終わったので、これから一気に理科計算に進んで行きます。

これは、まあ、学校によって出る出ないの差が大きいし、出ても難度にかなり違いが出ます。だから、本当のことを言えば志望校が決まってからある程度絞り込んでも良いかもしれないが、まあ、そういうことはなかなか難しいので、やはり算数と理科に時間が取られるのです。

しかし、ホントは国語をしっかりがんばりたい。

国語ができる子は入試では優位にたちます。これは算数と違ってそう崩れない。極めて安定的に点数が取れる。なので、国語ができる子は合格可能性が高くなります。

だから丁寧に読み解く時間をちゃんと作った方が良いでしょう。なかなか難しいとは思いますが、しかし、国語は一定のペースで勉強している確実に力がつく。

あと、男子はていねいに字を書きましょう。国語ができる子は間違いなく字がていねい。だから漢字も間違えないのです。