課題もみんな同じ?

夏休みの宿題というか、課題を出す塾は多いのですが、しかし、それは全員同じ、ということが多い。

一人一人に課題を出す、ということをしているのは個人塾や地元の塾がほとんどで、大手の塾ではあまり聞いたことがない。

本来は一人一人、志望校も違うし、課題も違うのだから、やるべき問題も違って当然。

しかし、そういうのは集合塾では難しいから、通り一遍、みんなに同じ物を出すことになりかねないのです。

だから、最早限界がある。

中学受験に必要な勉強をそこそこ終えたら、もうあとは、その子の志望校に合わせた勉強を組み立てるべきで、それは、やはり家庭が考えないといけないところではあるのです。

1クラスの人数が少なく、先生が固定的に見てくれるのであれば、それは可能ですが、今の大手の塾はそのシステムになっていないところがあるので、やはりこれから何を中心にすべきか、見極めが必要です。

みんなと同じで大丈夫?

日本人はどちらかといえば、みんなと同じでないと不安なところがあります。

だから、塾に行かせて、みんなと同じ、を選ぶ傾向が強いわけですが、しかし、子どもの課題も、子どもの志望校もみんな違うので、本当はみんなと同じではいけないところは多々あるのです。

で、塾としてはみんなに同じことをやらせるのが便利で経営効率は高い。

夏期講習で分厚い有名中学の過去問をやらせるのも、成績に関係なくできるから売上には直結します。

しかし、それが子どものためになるか、と言えば当然そうではない。

だからここからは親がしっかり考えないといけない。

みんなと同じで大丈夫?

ということは常に考えておかないといけないことなのです。入試で合格点を取らないといけないわけですから。

振り返りにオンラインは便利

受験準備を早く始めるほど、以前に学んだ内容を忘れてしまうことは避けられません。

特に理科は、知識を覚えるだけでなく、算数の基礎が必要になる分野もあります。電気、力、溶解度、中和などは、計算の力が弱いとそこで止まってしまう。また、生物や地学のように範囲が広い分野は、一度覚えたつもりでも、時間が経てばどうしてもあいまいになります。

だから大事なのは、「忘れないようにする」ことではなく、「忘れたときにすぐ戻れる」環境を用意しておくことです。

ところが、紙のテキストやプリントだけで振り返ろうとすると、どこに何があったかを探すだけで時間がかかります。やる気が出てきたときに、すぐ復習に入れない。これは案外大きなロスです。

その点、オンライン塾やオンライン教材は、振り返りに向いています。単元ごとに内容を確認でき、必要なところだけを選んでやり直すことができるからです。理科の知識分野を見直す、算数の基本問題に戻る、過去に間違えた単元だけをやり直す。そういう動きがしやすくなります。

子どもたちは、入試が近づいてくると自然に気持ちが入ってきます。そのときに、「何をやればよいかわからない」とならず、すぐに必要な勉強へ戻れることが大事です。

塾のカリキュラムを追いかけるだけでは、今の自分に必要な復習が後回しになることがあります。だからこそ、いったん塾のペースから離れ、まずは自分の弱点を確認し、できるところから自信を取り戻すという方法も考えてよいでしょう。

早く始めることだけが受験準備ではありません。忘れた内容をどう思い出し、どうもう一度積み上げるか。そのために、振り返りやすいオンラインの学習環境を上手に使うことは、これからますます大きな意味を持つと思います。

塾のペースから脱却して、まずは確実に自信を取り戻す。そういう学び方も、ぜひ選択肢に入れてみてください。