2020年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

問題を解く時間

難しい問題を解き上げるためには、じっくり時間をかける必要があります。

最初からスラスラ解けるわけではないから、その分考えないといけない。そのために、いろいろ手を尽くすから当然時間がかかるでしょう。

しかし、その時間をかけないとできるようにはならない部分があります。ただ、解答、解説を見たからといってそれでできるようにはなりません。

一方、試験を受けるとなると、最初から時間が制限されている。だから、難しい問題にかかってはいられない。まずは、自分が簡単に解ける問題から、というのはわかっているのですが、しかし、簡単に解けると思ったものが、解けない場合もある。

それでいろいろ時間をつかってしまって、点数がまとまらない、ということもあるでしょう。

これはこれで練習をしないといけないところはあります。

難しい問題を解く練習、時間内に問題を解き上げる練習、は基本的に別の訓練だと言えます。

時間内に問題を解き上げる練習ばかりをしていれば、難しい問題をじっくり考える力はつかない。

土台、現在の塾の組み分け試験は、難問を少なく出す学校の出題形式とは全く違うでしょう。その点数が悪いからといって、志望校の合否も難しいと判断することはあまり得策ではありません。

受ける学校によって、その練習の割合は変わるべきだと思います。例えば問題量の多い学校を受験する場合は、時間内に解き上げる練習をした方が良いが、難しい問題が少なく出る学校に対しては難しい問題を解きあげる練習は不可欠であり、それをやらないとできるようにはなりません。

組み分け試験というのは、ひとつの試験で順位をつけてしまうので、その辺が見えにくくなる。これは摸擬試験でもそうです。元々、1種類の試験ですべての学校の合否判定を出すこと自体は無理な話ではあるものの、やらないといけないから統計の手法を使っているに過ぎない。

まずは志望校を決めたところで、どちらの練習に比重を置くのがしっかり決めていきましょう。


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理科計算は続く

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中学受験塾のカリキュラムで見ると、5年生の後半から6年生の前半にかけて理科の計算分野の学習が続くでしょう。
水溶液、電気、力学。毎週、毎週難しいな、と思える範囲が続くのは、すべて算数との兼ね合いによるものです。

濃度計算も算数の割合がわかっていないといけない。力や電気は比を使いたい。

ところが算数でまだ十分に習っていない、ということになると当然、理科では扱えない。したがって受験カリキュラムはどうしても5年生前半は知識になることが多く、逆に後半は計算が多くなるという構造になるのです。

しかし、知識は覚えても、しばらく間が空いていると忘れてしまう。

結局覚えなおさなければなりません。だから5年生の前半の知識部分については、ある程度目をつぶってもかまわない。

もちろん覚えておかないと組分けテストなどには対応できないでしょうが、だからといって余り時間をかけすぎてもいけない。むしろ理科は計算分野の勉強が終わってからが、本番です。

5年生の前半はゆったり構えて、算数や国語の方に時間を割くと良いでしょう。逆に理科計算が始まったら、これでようやく受験本番。

しっかり力を入れていきましょう。


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同じパターン問題を繰り返さない

受験勉強は当然、入試に向けての対策ですから、入試で点数をとるために勉強するのです。

確かにその後、またいろいろなところで役に立つ能力が身につくことは確かですが、それが目的ではない。合格するためにやるわけです。

だからその目的に対して「合理的」かつ「効率的」ということでなければやっていて意味がない。

例えば「つるかめ算」をマスターするのに、亀とつるの数をいろいろ変えて、20問やるプリントは決して効率的であると言えない。

そんなのはせいぜい2~3問にとどめて、それがしっかりできるようにすればいいだけのことです。その20問をやることで、むしろ考えない子ができる。だって同じパターンでできるわけだから。

これがかえって本番であだになる。「あ、こうだ」と決めつけて解いてしまうが、微妙に条件が変わっていたりするのです。

算数を勉強するにあたってすべての出題のパターンを網羅する、などという幻想を抱いてはいけません。そんなことはできるはずがない。

出題された問題を考えながら、その場、その場で解決方法を見いだしていくことができなければいけないのです。もちろんその解決方法を見いだしていくにあたって、解いたことのある問題の解法が役立つこともあるでしょう。

しかし、同じパターンであるとは限らない。その問題をその問題としてとらえ、その構造を解き明かしていくことができれば良いのです。

ですから、練習するべき問題を精選していく必要がある。同じパターン問題を多く繰り返さないようにしてほしいと思います。


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