第14回 組み合わせに関する問題

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■今年はドイツでサッカーのワールドカップが行われます。予選を勝ち抜いた32チームが世界一を争う4年に1回の大会です。ではどうやって世界一を決めるのでしょうか?

■ まず32チームが4チームずつの8つのグループに分かれて予選をします。4チームは総当たり戦を行い、各グループの1位と2位が決勝トーナメントに進むことができ、ここからは勝ち抜き戦で世界一を決めることになります。

■そこで問題。3位決定戦を含めてワールドカップドイツ大会では何試合が行われますか。

■まず予選について考えましょう。日本はFグループに入っていますが、Fグループいはブラジル、クロアチア、オーストラリアがいますので各チームとそれぞれ1試合します。したがって日本が予選で行う試合は3試合ですが、他の3チームも3試合ずつします。したがって3×4=12ですが、実際には日本ーブラジル、ブラジルー日本は同じ試合ですから12÷2=6試合あることになります。各グループ6試合で8グループありますから6×8=48試合が予選リーグです。

■ さて今度は決勝トーナメントです。決勝トーナメントは16チームが参加しますが、最後まで負けないのは優勝チームだけです。あとは必ず負けて姿を消しますから優勝チーム1チームが残るためには16-1=15試合。それに3位決定戦を加えて16試合あることになります。したがって48+16=64試合が行われるのです。決勝戦は7月9日、これが開幕して64試合目ということになるわけですね。

(平成18年4月9日)

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