第6回 確率に関する問題

Pocket
LINEで送る

■今週はくじにかんする問題を考えます。いま、話題になっているのがロト6というくじで、史上最大のキャリーオーバーなのだそうです。キャリーオーバーというのは、当選くじがなかったので懸賞金が次回に繰り越す仕組みなので、それだけ分配するお金がたまっていることになります。

■さてロト6は1から43までの数字の中から6つの数字の組み合わせをあてればいいという単純なくじです。宝くじと違って自分で数字を選ぶことができるので、人気の高いくじですが、話を単純にするために今回は次のような問題にしましょう。
■1等は6つの数字の組み合わせをあてればいいことになります。くじは1枚200円で1つの組み合わせを書くことができます。

■さて、そこで

絶対に1等になるためには、最低いくらのくじを買わなければなりませんか?

■確率の問題ですが、絶対にあたるというためには、すべての場合を買わなければなりません。ではこの、くじの買い方は何通りあるのでしょうか。

■43×42×41×40×39×38が並び方を考えた場合の数ですが、これは組み合わせですから6×5×4×3×2×1で割ります。したがって答えは6,096,454通りになります。したがってこれに200円をかけますから1,219,290,800円。12億円あまりかけないとあたらないのですね。最高賞金は2億円ですから、全部買ったら大損ですね。ちなみにこの計算、私は筆算で計算しましたが、かかった時間は2秒!(え、今日は何の日?)

(平成18年4月1日)

Pocket
LINEで送る