ある大手塾の6年生の算数を教えることになり、いろいろやっていることを確認してみると、やっている問題はすこぶる多いのです。
しかし、本人はついていけていない。本人はやらないといけないと思っているのですが、しかし、それは「わかる」ではなく「終わる」に向かっている感じ。
割とよくある話なのです。
で、塾の先生と相談しつつ、ここまでにしても大丈夫、という確認をとった上で、問題を減らしました。
その代わり基礎から応用まで広げます。ここがたぶん、多くの場合と違うことかもしれない。問題をしぼるとつい基礎ばかりになりがちですが、それでは応用問題がいつまでたってもできない。
5年生はそれでも良いのですが、6年生はもうそれでは間に合わなくなる。だから、基礎から応用までやる問題を広げます。ただし題数は減らす。もちろん問題をこちらで選んでいるので「必要な問題」は外さないようにしていますが、それも重要度で判断して、「あとでも良い」問題は後回しにします。
で、あとはじっくり解き上げる。時間をかけてていねいに。そんなに時間をかけたら確かに試験では間に合いません。しかし、解けるのであれば、まず解けることを優先した方が良い。
時間はできるようになれば、早くなるのです。できるようにならないのに、早くするからさらに間違いがひどくなる。
そういうことをていねいに時間をかけていくと、やはりちゃんと解けてできるようになるのです。
そうなればクラスも上がる。クラスを上げようとして、勉強の本質から離れてしまうと、逆効果。まずはじっくり考えて「解ける」という自信を生み出してください。
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どこまでわかっているかをとらえるべき
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