第44回 直前期は学習内容をしぼろう

Pocket
LINEで送る

■入試直前期になってきました。すでに合格の報も届き始めていますが、直前期の勉強でみなさんに注意してほしいことがあります。

■それは新しいテキストや参考書にもう手を付けないようにすること。もちろん、志望校が変わったり、時事問題集などこの時期初めて手にするものは別として、これまで学習してきたことに集中してください。例えば暗記のテキストは、これまで使ったものを確実に覚えることが大事です。

■みなさんの本棚にはたくさんのテキスト、問題集、参考書などが並んでいると思いますが、これから使うものに絞って、あとは全部片付けましょう。これまでやった問題を確実にできるようにする、このテキストに書いてあることは全部覚えている、そういう自信を培ってください。

■直前期になると、受験生のみなさんは突然、不安に襲われることがあります。それはお母さんも同じ。そこで本屋さんに行って、また違う問題集やテキストを買ってこられることがあるかもしれません。しかし、すでに残りの時間は限られているので、新しい本をやる時間はもうありません。それよりは、今までやってきたテキストや参考書に集中するべきでしょう。

■私はよく過去問は3度やろうといいます。3回目はさすがに、今までの勉強が功を奏して、8割とかとれるようになるでしょう。しかし、自分が受ける学校の過去問が8割とれるなら、合格するに決まっています。そういう自信を持ってほしいのです。

■みなさんはこれまで、いろいろな努力をしてきました。だからこそ、直前期はそれを確認してください。「このころはお母さんによく勉強しろって言われたなあ」とか思い出すかもしれませんね。そういう想いとともに、「絶対に合格するぞ」という強い気持ちも持ってください。さあ、もうすぐ入試です。

(平成17年12月5日)

Pocket
LINEで送る