この時期になると、親も子もやはり合格したい、という気持ちは強いでしょう。
しかし、これまで合格してきた子どもたちを見てきて、私が一番感じるのはやはり「普通に受験する」ということに尽きるのです。
つまり、自分の持てる以上の力を出す、なんてことは考えない。自分ができることを淡々としっかりやりきる、ということに集中していること。当たり前のことを当たり前にやることに注力していることが大事です。
土台、一発逆転などを意気込んでいると、ちょっとつまずいただけで焦る気持ちに変わってくることがあります。
「この問題ができないとまずい」などと思ってしまえば、解くきっかけがつかめないと慌ててしまうでしょう。
しっかり問題文を読んだところで、難しいと思えば違う問題をやればいい。できなくたって、実はみんなできないかもしれない。それよりは自分のできる問題は何かを考えていくことにに集中していることの方が大事なのです。
そういうどこか冷静なところがあれば、問題文を読んでいて、「あれ、ここかな」と思うところが見つかったりするものです。
「3番が難しかったんで、他のできるところをやっていて、それから戻ってもう一度問題を読み返したら、わかったんです。やっぱりあわてなくて良かった。」
そんな感想を言う子どもたちは少なくありません。
「できることをやればいい。できないことは土台できない。でも最後までしっかり考えること。」
これがコツかな、と思います。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
手応えがない、という子
5年生の教室から
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