第202回 これからの学校に求められること

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■ 2020年の大学入試改革に向けて、これからいろいろなことが変わってくると思います。これまで上位の大学に入学者が多かった学校が、これまで通りそうであるという保証はまるでないわけです。2016年の東大の推薦入試のように、何らかの制限が加わることだってあり得るわけで、じゃあ、無名の学校の方が良いかもしれない、みたいなことも考えられるかもしれない。

■ したがって、本当にこれから私学に求められることを整理しておく必要があると思うのです。単にセンター試験や大学の二次試験を通過できればいい、という問題とは少し視点を変えないといけないでしょう。

■ それはまた、将来の子どもたちに身に付けてほしい能力というものがどういうものであるのかを考えることでもあります。文章力、読解力、問題を整理する力、いろいろな情報を集める力、その中で独自の視点を見つける発想力というようなことを並べたとしても、では今の私立一貫校がどこまでそれに対応できるか、を考えるとなかなか難しいものがあります。

■ そんな中、ひとつの視点があるとすれば、それは子どもたちが自分の興味や好きだと思うことをどのくらい伸ばせるか、ということではないかと思うのです。自由度、といってもいいかもしれない。例えば、何かを作り上げたいと思ったときに、それは可能なのか。文化祭や体育祭で子どもたちが自由な創造力を発揮できるか。そんなことがひとつの目安になるように思います。

■ これまで大学受験に対しての答えが「生徒の学習を管理する」ということであったと思うのですが、それが今後はプラスになるかどうか、わからない。例えば発想力が豊かでないと次のチャンスが与えられない、みたいなことであるならばもっと自由に考えられる環境がないと難しいでしょう。

■ そういう意味では、大きな変革期に差し掛かってきていると思うのです。だから、もう一度、志望校をそういう視点から眺めてみる必要があるかもしれません。

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