この時期は、まだ問題をあきらめてはいけません。なるべく考える。何か解く工夫ができないか、試してみる。そういう努力が問題を解く力を培ってくれるわけですが、今の子どもたちは割と簡単にあきらめる傾向がある。
これはやはり問題の与えすぎと、早い段階からの入試準備が災いしているのです。
あれもやらなければいけない、これもやらなければいけないということになると、わからない問題にかかずらわっているわけにはいかない。
さっさと結論を出して次に行かないと終わらない。だから簡単にあきらめる。
また、小さい時からそういう習慣がついてくると、「ねばる」より「あきらめる」ことを選ぶ傾向が強くなってしまう。結果として、本来考えなければいけない問題をどんどん切り捨ててしまっている。
勉強する時間は決まっているので、考える問題には限りがある。だからこそ、わからない問題をねばらないと問題が解決しないのです。だってできる問題を繰り返していても、成長はありませんから。
今はとにかくがんばって、わかった問題を一題でも多く増やしていって欲しいと思います。
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