塾の全国化を阻む壁

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実は全国に拠点を持つ集合塾というのはあまり数がありません。

動画授業を中心とした予備校か、個別指導がほとんど。例えば高校受験の場合は、公立高校がそれぞれの都道府県単位で制度が違うから、ということがひとつの原因になります。内申の使い方から学力試験のやり方までそれぞれの都道府県で形式が違うため、それにすべて対応する、というのはなかなか大変だし、それなりの結果が出るまでには時間がかかります。
したがって、公立高校を中心とする塾は都道府県単位の組織が多いのです。

しかし、中学受験の場合は全国でそれほどシステムが違わない。ほとんどの学校が独自入試なので、その学校の学校別対策をすればいいのですから、公立高校受験に比べると敷居が低い。しかし、それでもなかなか広がらないのに「言葉の壁」があります。

以前、関西の塾が関東に出てきて、やはり苦戦を強いられたのは「関西弁」。先生が関西弁を使うのが、関東の子にはなじめない。関西弁をまねてしまうのをいやがって塾をやめさせてしまう、という場合もあったようです。

じゃ、標準語をしゃべればいいのか、といえばそうでもない。関東の塾が関西に出て行って、標準語で授業をしていると「先生、なんかカッコつけてる」という評判になります。やはり郷に入っては郷に従え、というので、最近は関西の教室には関西出身の先生を、関東の教室には関東出身の先生を、というのが実行されるようになりました。

同じ日本でありながら、ことばが参入障壁になったりするのです。

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